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イギリス、19世紀
金、真珠、トルコ石、ダイヤモンド
籠に一杯の花をデザインしたブローチ。花はトルコ石と真珠で表現されて、葉に
ローズカットのダイヤモンドが使われています。金の花籠に施された青いエナメ
ルがトルコ石の青と調和して、軽やかさの中にも落ち着きのある作品です。
丸いカボッションのトルコ石と小粒の真珠を用いた花の表現は、十八世紀的な
古めかしいものです。おそらく何度かのリバイバルを経て、このブローチが作ら
れた十九世紀後半に、またこういった趣向が好まれたのでしょうか。
籠の裏にはメモリアルの品を入れるた
めのスペースがあって、ガラスの蓋が付いていますが、ブローチのピンが邪魔に
なって全開しません。同一のデザインのものがロンドンの博物館にありますが、
そちらの方はネックレス、イヤリングからなるパリュール (セットのジュエリ
ー)です。このブローチのピンは後から付けられた様子なので、これも元はセッ
トのひとつだったのかも知れません。 |