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花をモチーフにした12点
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プラチナと真珠の帯留Photo プラチナと真珠の帯留
ミキモト (昭和9年のカタログ『真珠』より複製)
プラチナ、真珠、ダイヤモンド

真珠博物館の収集品のなかから花や植物をモティーフにした作品をご紹介します。
 プラチナと真珠の帯留です。左から南天、山葡萄、ほおずきの三つの図案が輪
のなかに美しくおさめられています。それぞれが冬、秋、夏をあらわす植物で、
日本的な季節の情感が漂うデザインといえるでしょう。葉のおもてにはダイヤモ
ンドを配し、周囲をミル・グレインという小さな連続模様で装飾しました。
 この作品は昭和9年の『真珠』第54号に掲載された図をもとに復元したもので
す。『真珠』は明治41年から発行された商品カタログで、ミキモトのデザインを
考えるときに欠かせない資料です。
 当時、世界的に流行していたのは直線的で、宝石を多く用いた色彩豊かなジュ
エリーでした。カタログにはもちろんそういった傾向の作品も見られますが、一
方ではこのような伝統的なデザインは常に愛好されていたものと考えられます。