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2.矢立てをご存知ですか?

 御木本幸吉記念館では4月21日まで『矢立・御木本幸吉コレクション』を開催しています(好評のため延期しました)。矢立は筆と墨をひとつにおさめた携帯用の筆記具で、万年筆が普及するまでは広く用いられていました。江戸時代に生まれた御木本幸吉は晩年まで矢立を愛用していて、恵比寿像とともにコレクションが収蔵庫におさめられています。

 今回はそのなかから30点ほどを選んでご覧いただこうというものです。なかでも昭和の初期に幸吉と親交のあった発明家たちから贈られた喜寿祝いの銀の矢立は今回が初めての公開で、ユーモラスな表情の狸の彫刻がついた見応えのる作品です。この狸は伊勢の根付け彫刻師「正直(まさなお)」が彫ったもので裏返すと作者の名前が見られます。幸吉はこれを(しょうじき)と読んで「商人は正直でなければならない」と、戒めにしていたといいます。

 展示準備に矢立の掃除をしながら学芸員たちはいろんな発見をしました。墨壺の前面に獅子のような顔があるものや、両面に恵比寿と大黒が彫られたもの、あるいは墨壺全体が烏天狗の頭だったり、不思議な図像を巡って侃々諤々、ひとつひとつのクリーニングはたいへん楽しい作業だったようです。

 展示ではそれぞれに「双龍」とか「唐獅子牡丹」などの名前を付けました。じっくりご覧いただくと、名前の理由がご理解いただけるのではないかと思います。小規模な展示ですが、おかげさまで反響も上々のようです。記念館は真珠島の南側の温かい場所にあります。どうぞお立ち寄りください。

矢立

矢立

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