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13.夏の楽しみ

 暑い日が続きます。博物館は毎日、多くのお客様で賑わっています。なにしろ当方は整理券もいらず、熱中症の心配もなく、その上夏休みの自由研究のヒントも一杯あります。

 博覧会で気持ちを高揚させたあとは、博物館でじっくり考える時間を楽しみましょう。

 さて、真珠島のなかで博物館とはちょうど反対側にある御木本幸吉記念館。ここは十年前に出来た和風の建築で、展示室では幸吉翁の一生を知ることができます。入口すぐに生家のうどん屋「阿波幸」の復元があり、格子造りの昔の家のたたずまいが懐かしい気持ちにさせてくれる、和みの場所です。

 古い日本家屋の夏の朝。その風情を演出するにはやはり朝顔、というわけで、先日朝顔の鉢をひとつ持ってきました。自宅で種を蒔いて育てたもので、素焼きの鉢に竹で支柱を作り、蔓を這わせた行灯仕立ての正統派仕様。蕾も付いてこれから、というのを格子窓の前に置きました。 草花で家の回りを美しく飾るのは良い趣味ですが、今では外来の品種が優勢で、朝顔など昔からの日本の花はあまり見かけないようです。その時々の流行ということですが、実は江戸時代にブームを巻き起こしたのが朝顔の栽培でした。手軽に楽しめるので、江戸の庶民は競いあって朝顔作りに勤しんだといいます。なかには品種を交配させ、いままでにない色や形の変化朝顔を作り出した人たちがいたそうで、バイオ・テクノロジーの先駆けということになります。

記念館の朝顔は最初のうちは大輪の花をつけたのですが、その後は花が小さくなって、蕾を付けなくなりました。どうやら冷房が良くない様子で、温かい陽の当たる場所に転地療養させる必要がありそうです。記念館でうまく咲いてくれたら、次は博物館の企画展示「東貝道五十三次」の会場にも、と思っていたのに、やはり冷房の効いた部屋なので計画は断念しなくてはなりません。

 というわけで朝顔の花はありませんが、企画展示室には江戸時代の雰囲気を伝える見事な貝工芸の作品がずらりと並び、大勢のお客様の関心を集めています。会場では「今までに見たことがない」、「よくこんな細かい仕事ができるものだ」といった驚嘆の声があちこちで聞かれ、その度にわが事のように嬉しさを感じています。

 貝工芸展の開催に併せて、博物館では夏休み期間中、貝のアクセサリー作り、真珠の万華鏡作りなどの体験メニュー講座をご用意していますので、どうぞお楽しみください。爽やかな海風を感じながら、一日ゆっくり過ごすことができますよ。

企画展「東“貝”道五十三次」会場の様子

企画展「東“貝”道五十三次」会場の様子

企画展「東“貝”道五十三次」会場の様子



「シェルアクセサリー工房」体験中のみなさん

「シェルアクセサリー工房」体験中のみなさん

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