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15.東京で「パール」展

 10月8日から東京・上野の国立科学博物館で「パール」展が開催されています。これはニューヨークにあるアメリカ自然史博物館とシカゴのフィールド博物館が共同で企画した展覧会で、2001年からアメリカの主要都市を巡回して、この秋、とうとう日本にやって来たものです。世界中の博物館や宝石会社、個人のコレクターが秘蔵している珍しい真珠が50万粒 (主催者発表) も集められた、おそらく空前絶後の企画といえるでしょう。アコヤガイやクロチョウガイだけではない、いろいろな貝からとれた、色もかたちも多様な真珠が集められた会場では、あちらこちらで驚嘆の声が上がります。

 アメリカ自然史博物館がデザインした展示の特色を一言でいうと、理科と文科を総合してパッケージにしていることでしょう。たとえばある特定の貝の標本があるとすると、その貝から取れた大きさやかたちの異なるいくつもの真珠の標本、それらの貝を採取する方法と道具、さらにその真珠を使った装身具などが、詳しい解説とともに同一のケースに収められているというわけです。

 システム的にまとまった展示手法ですが、なにしろ情報の量が半端ではなく、丁寧に見てゆくと結構疲れるかもしれません。

 展覧会の詳細は科学博物館のホームページを参照していただくとして、実は私たちの真珠博物館もこの展覧会の特別展示に協力をしました。

 会場の最後、「日本の真珠」というタイトルの部屋で、古代から江戸までの日本の天然真珠と明治以降の移り変わりについて紹介しています。ここでは日本の最古の真珠、若狭と岩手の二件の縄文真珠が初めて揃います。九州の大村藩のお殿様が食べた貝から出た真珠という珍しい「お喰み出し」や「夜光の名珠」という名前を持った美しいアワビ真珠もあります。いずれも東京での一般公開は初めてのはずです。

 他には株式会社ミキモトの真珠研究所の成果である「貝リンガル」という、貝の貝殻の開閉運動をメッセージとして読み取るというユニークな装置を紹介しています。このシステムを活用すれば、海洋環境のモニタリングがいながらにして可能になるという画期的なもので、研究所長の永井さんが心血を注いだ「作品」です。

 なお、真珠博物館の常設展示品である「自由の鐘」と「矢車」はこの期間中、お江戸に出張しています。期間中に鳥羽をお訪ねになるご予定のお客様には誠に申し訳ございませんが、なにとぞご理解を賜りますように。虫の良い話といわれそうですが、上野と鳥羽、両方の展示をご覧いただきたくお願い申し上げる次第です。

ミキモト美術工芸品「自由の鐘」

ミキモト美術工芸品
「自由の鐘」



帯留「矢車」

帯留「矢車」

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