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35.絵はがきワンダーランド

 「ALWAYS 続・三丁目の夕日」はご覧になりましたか。何によらず二作目、続編というのは前作と比較されるため評価が分かれるものですが、ご覧になった方はどういう印象をお持ちになったでしょうか。話の筋書きが読めて、安心して見ていられるという点では一作同様に楽しい作品でした。けれども画面がぜんたいに暗く、目を凝らして見なくてはならないので少々疲れたのも事実です。ノスタルジックな雰囲気を出すには、ああいうセピアの色調がふさわしいということなのでしょう。私の記憶では裸電球の室内はもっと明るかったように思うのですが。加減というのはなかなか難しいものですね。

 さて、この地方の懐かしい観光資料をご紹介する恒例の新春企画展。今回は絵はがきを特集します。今でこそお土産界のランク外に置かれた感のある絵はがきですが、かつては不動の王座を誇っていました。本来、絵はがきは観光地の風景だけでなく、さまざまな物事を対象にしています。その題材は多岐に及び、生田誠さんの『日本絵葉書カタログ』は美人、アート、浮世絵、芸能、皇室、スポーツ、飛行機、動物など38のジャンルに分類しています。今回私たちが扱うのはそのごく一部ですが、訪れた旅先からその土地の情景を伝える葉書を出すという点では、橋爪紳也さんが『絵はがき 100年』で指摘されているメディアとしての機能を最も良く発揮できた分野といえるでしょう。写メールの元祖というわけです。

 今回は近畿日本鉄道株式会社のご好意により、資料室収蔵の未公開の資料を含む絵はがき資料114セットをお借りすることができました。それに当館所蔵のものも加えて約150セットで展示を構成します。それぞれ複数枚が袋に入っているので、総数では400点を越えることになります。真珠島を含む鳥羽の風景の移り変わりや海女の風俗、そして今では幻となった「日和山エレベーター」や「二見のロープウェイ」などの姿もご覧いただけます。他に、絵はがきの技法や袋、スタンプなど、いろいろな角度から眺める工夫も凝らしたいと考えています。

 お楽しみとして恒例になった「成りきり写真」のコーナーも用意いたします。今回は海女さんとツーショットの写真が撮れるブースです。プリントして葉書としてお使いいただくと宜しいでしょう。

 ずいぶん前に訪れたウィーンの街角に絵はがき屋、それも古い絵はがきを綺麗に並べている店があって、町の雰囲気に似合っていたのが印象に残っています。いわば古本屋のひとつのジャンルですが、ちょっとレトロな感じの絵はがき屋が、鳥羽のような歴史のある観光地の市内にひとつくらいあるといいな、と思います。

 展示は12月21日から4月6日までです。どうぞお訪ねください。

昭和初期の真珠島

昭和初期の真珠島



日和山エレベーターからの眺め

日和山エレベーターからの眺め

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