ネックレスを組む

選別
入札会で落札した真珠は一応の選別はされているものの、厳密にはさまざまな等級のものが混じっている。第一段階の『原料選別』では光沢や色にムラがあるものなどを除く。
第二段階の『色選別』でピンク系、ホワイト系、イエロー系、ブルー系に選り分ける。

孔あけ
傷の目立つ箇所に印をつけて孔あけの機械に固定する。孔口がきれいになるように両側から二本の錐で半分ずつ孔をあける。

連(ネックレス)組み
ネックレスには個々に「連相」と呼ばれる表情がある。連相は真珠の揃い方で決定する。連組みは通常5~10本分を同時に進めるが、それぞれの調和を見ながら並べ替えを繰り返し、整えていく。

糸通し
連台の真珠は二列一組として並べられ、下列の右端から始めて上列の右端で終わるように針に付けた絹糸を通していく。
糸を通しながらも真珠の状態は見直され、糸通しの終わった『通糸連』は責任者の厳しい目で検査がおこなわれる。